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Nゲージ111/113系 

これまでKatoとTomixの2大メーカーからは415系を含めて111/113系近郊型電車のNゲージモデルは最末期に製造されたシートピッチ拡大車しかなく、実物で大多数を占めるシートピッチ拡大仕様以外のモデルを手にいれるには他社製にくらべて車高の高いマイクロエース製を買う、GMキットを組む、ユニット窓の中期製造車の場合はWin製品を組む、丸窓の初期製造車はαモデル製品を組むという選択肢から選ぶのが定石でした。この4つの方法はそれぞれに少々難点があり、特にマイクロエース以外の方法を選択すると台車、モーターなどを別途調達するなどでずいぶんな金がかかることやめんどうな組み立て、塗装を行わねばならないという大問題がありました。
そこへ1月も終わりになってTomixから113系丸窓車の発売が発表されたのはご存じのとおりでしょう。そして先週末にはKatoからなんと111系発売の発表がありました。
これら国鉄型電車のファンにはなんともうれしい悲鳴ですが一方でなにも同じ時期にほぼ同じプロトタイプを出さんでも、一方はユニット窓だったらもっとよかった、という気もしてきます。
ずいぶん以前から両社は同時に同じプロトタイプの製品を出す傾向にありましたが、最近ではEF81+日本海のような「時の列車」以外はそんなことも少なくなってきたと思ってましたので今回の「全面戦争」は見ものでもあります。
さらに気になるのが両社の仕様。Tomix車は阪和、関西線快速色というどちらかというとマイナーな塗色バージョン。もちろんその発売により売れ行き動向やユーザー意見を参照して仕様見直しの上、本命たる湘南色、スカ色へと展開するのでしょうがいかにも慎重というか、穿って考えると出し惜しんでる感じもします。
片やKatoは111系湘南色。湘南色はいいんですが111系は直流近郊型シリーズの中でも最初期に製造されただけのマイナー車種。プラ成形品であることを考えるとより標準的なプロトタイプを選んで大量販売に結び付けるのが常識的ですがそれをあえて避けてきた謎が残ります。
実車が消滅して10年、登場からは50年近くも経ったまったく「時以外」の列車がなぜか両社からたった1カ月の違いでしかも両社とも微妙にマイナーな仕様で発表されたわけですが
1カ月遅れの発表のKato製品の発売がTomixより2カ月早い6月、すなわちたった3カ月の開発期間であることに注目です。模型の電車、とはいえその開発には多くの時間が必要だと思います。
実車やマーケットの調査→設計→金型の製作→試作(場合によっては何度も設計に戻る)→生産→流通という段取りを考えるとかるーく半年や1年はかかりそうです。
実はKatoは以前から丸窓111/113系の商品化を進めていたのではないか、競合他社の動向次第で最も効果的な発売時期を狙えるよういつでもスクランブル製品化できるように準備を進めているのはこの111/113系だけではないのかもしれません。
あるいは発表後の動きの遅さから見て逆にKatoの動きを掴んだTomixが大慌てで発表したのかとも思ってしまいます。
いずれにせよきっと両社それぞれにさまざまなバリエーション展開まですでに計画しているでしょう。ビジネスですから商品戦略の大切さはよく理解できます。
さて、、、
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どーん。αモデルの丸窓111/113系キットです。
実はKatoの発表より前、Tomixの発表直後に買いました。きっとTomix製品の発売で作るのがいやになった前オーナーが手放したのでしょう、中古車屋さんで激安だったものですから、、、
たしかに作る手間を考えると多数のユーザーには厳しくなってしまったこのモデルですが、自分で作ればメーカーの戦略とは別のところで勝手に好きなバリエーション展開ができる楽しみがあります。

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こちらは現在製作中のWin車。昨夜先行完成した1両です。まだ屋根が浮いてますが。
こちらはKatoのすばらしいのがきてもTomixのすばらしいのがきてもまだ大丈夫なユニット窓の1000'番台です。
→Win113-1000'の製作はこちら




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