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東急7000系7013F【1973年】(その1ボディ編) 

オールステンレスの小さなボディ、うっすら3つに折れたほとんど切妻の前面、側面からバキっと折れた単一カーブのスカっとした屋根に乗せられた不気味な台形のベンチレーター、そしてディスクブレーキが外側に露出したなんじゃこりゃーのメカニカルなパイオニアⅢ台車。
東急7000系(いまのアレではありません)は日本の電車のデザイン史にアメリカ・バッド社の手を借りながら本日JREグループ入りをした東急車輛が切りこんだ刀のような存在だったのではなかったでしょうか!?
ええ、初めてその姿をみた瞬間(→その瞬間はこちらのはずかしい写真)、惚れこんじゃいました。
ベースにしたのはもちろん鉄コレ。よくできています。一生懸命買い込んだGMのキットはきっとずっと塩漬けでしょう。これをはずかしい写真の7013Fに仕立てたい。結論から言いますと、かなりハードルが高いです(><)・・・。
あまり意味のない内容がだらだら続きますので画像は小さめ。クリックすると少しだけですが大きくなります。


まずは例によって全部ばらばらにしました。そろそろ鉄コレをばらばらにするのも慣れました。

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これまた例によってIPAで剥きました。これももう慣れてしまってまるで天ぷらを揚げるごとく、IPAのプールにほいほいぶちこめるようになりました。 (→IPAはこちら)

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最初に手をつけたのがヘッドライト。プラ成形そのままではさすがにアレですから。真ん中めがけて目打ち針を差し、それをガイドに細いものから順に最後はタヴァサのPN011民鉄用ヘッドライトの挽物パーツがはめ込めるように1.3mmで仕上げました。

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その他、手すりなどのパーツを埋める部分に0.3mmの孔をあけました。

この製品、どうやら、東急車輛(今日からは総合車両、っていうんでしょうか)で保存されているデハ7052を取材、採寸したのでしょう、往時の姿としてはいろいろヘンなところがあります。その1が正面貫通ドアの向って右側の縦ダクト。 (→デハ7052の詳細はこちら)これ、ワンハンドルマスコンへ換装の時に付けられたもので、プロトタイプとされている全盛期の姿とは違います。
そのダクト分のでっぱりをヤスります。
RIMG0004x_20120402175716.jpgまずは平やすり
RIMG0003x_20120402175627.jpg続いて角やすりで角を出し、
RIMG0001x.jpgスティックやすりで仕上げます。

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左;加工後 右;加工前
左右対称に削れましたでしょうか?

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てきぱきと下地処理に移ります。シルバーを光らせるためにはまず黒を塗装するのがよいです。ここで私に限ってありえない「てきぱき」という表現を使ったのにはワケがありまして。

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さらにてきぱきとユニットサッシのアルミ色とライトケースのグレーを吹き、それぞれマスキングの上、仕上げのシルバーを吹きつけます。
東急のステンレスボディは5200、6000と7000では生地の仕上げが異なり、また、7200以降も7000系とは異なりまして、私の勝手な印象では8500系など7200系以降の車両より7000系は白っぽく見えました。8500系の時はやや黒っぽい、クレオスのスーパーステンレスを使いましたが、(→8500系8606Fの製作はこちら)今回はそれより白っぽいガイアノーツのステンレスシルバーを使おうと思います。

で!


ここからは失敗への近道と回復への長い長い道程
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どうしちゃったんでしたっけ!?

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どうしちゃったんでしたっけええええ~~??!!

失敗への転落は一瞬でした・・・。
そもそも、作りたかった7013Fは初期車でして、ライトケースはステンレス製の小判形。でも鉄コレのプロトタイプは7052ですから後期車。すなわちライトケースはたまご形のFRP。7013Fを作りたいけれどライトケースの形状変更はたいへんハードルが高そう。で、半ば7013Fをあきらめつつ製作を進めてたのです。だからライトケースをグレーに塗ったわけです。
そこで新たな問題が発覚。後期車としてもワイパーが長いのは全盛期を再現するには不適切。これも東急車輛のデハ7052を取材したモデルならではの盲点でした。ワンマン仕様の縦ダクトを削った際に気付けばよかったのですがもう下地塗装は完了後。それでも長いワイパーを削ったワケです。結果は・・・
ぼろぼろになりました。
そこで普通はリカバーするんでしょうが、そもそも不本意ながらたまご形ライトケースのまま製作を進めてたものですから、どうせぼろぼろならライトケースもいったろやないか、となったワケです。ようするに
ヤケクソです!

ともかく、ライトケースをたまご形から小判形に太らせるためにプラリペアを練ってぺたぺたと練りつけたわけですよ。団子細工よろしく。

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プラリペアが固まったらやすりによるしこしこ作業。

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続いてガイアノーツのスーパースティック砥ぎ石で線を整えて

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スティックやすりでライトケースの断面をスムーズに。

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正面はやすり作業でキズだらけなので割り箸の先に2000番のペーパーをくっつけてこれまたしこしこ。
シルバーは下地が荒れていると絶対に光りませんからね。
しこしこしこしこしこしこしこしこ。

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最後はもちろんコンパウンドで
完全に平滑に仕上げます!

こうして書くとなかなかシステマチックに作業が進んでいるようにも見えますが(見えませんか・・・)、実際はそんなことないです、スムーズに整えたかと思ったら線の乱れが気になってまた平やすりに戻ったり・・・
さっきまでてきぱき、なんてえらそうなことを言うからこんなことになったのか、ああ、驕れるものは久しからず。

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どうです?なかなか雰囲気が出てきましたでしょう?

ここできれいに仕上がっているかチェックのために薄くグレーでも吹いてみることにしました。(白っぽいグレーは不思議なことの細かなキズがよく見えます)
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うわあああああ~!
ぐちゃぐちゃやないけー!


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そこでパテしごきですよ。パテしごきとは土建業界用語でパテを塗りたくって固まったら削り落す作業。
面積2平方センチほどのNゲージの前面でやるような作業とは到底思えません・・・。

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これまた割り箸に2000番のペーパーを貼りつけて・・・(以下、さっきと同じ)

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再再確認のグレー塗装。いや、まだぐちゃぐちゃです。でも、もう。
このへんであきらめました!

やけくそで始めたこの転落への道ですが、それなりにいろんな手法を考えてはみたのです。
1.パテで太らせて削る
→パテの引けや欠けが怖い
2.ライトケースを全部削り取ってプラ板から新製した別パーツを貼りつける
→そんなパーツできるのか?
3.ライトケースを全部削り取ってGMキットから切り取ったライトケースに取り替える
→GMのもなあ(笑)
そこで選択したプラリペアを使用したこの方法だったんですがご覧の通りまあ、あんまりオススメできるものではありません。もし、小判形ライトケースへの改造をお考えなら他の方法をオススメします・・・

ここからやっと正規の工作手順に戻る
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下地の黒を正面だけ吹きつけます。黒だとぐちゃぐちゃが目立たないのでちょっとほっとした瞬間でした。

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これ、なんだと思います?
マスキングテープね。7mm角をちょうど100枚。それに3.5mm×7mmを24枚・・・

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窓回りに吹いたアルミ色をマスキングしてボディ全体のステンレスとの質感の差を目指します!

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ステンレスシルバーを吹きました!

ちょろっとめくってみましょう!
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あんまり効果はなかったようです・・・
さっき貼ったばかりの124枚のマスキングテープを涙こらえて剥がしました。

RIMG0013xL.jpg
でも前面はどうでしょう!?
もちろん本当は「完全に平滑」には程遠いですが、なんとなく写真では誤魔化せる程度にはなりました。
(→その2「屋根編」はこちらから)
(→完成編はこちらから)

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