南海ズームカー21001+22001系 【1974年】 (製造編その4仕上げ)  

車体、屋根、下回りがそれぞれ完成したので組み立てと仕上げ。
・・・ここで問題が!
普通、鉄コレは屋根板を車体裏からビス止めするのですがなぜかこの21001系も22001系も他のNゲージ完成品のように屋根にモールドされたツメを車体側のミゾにガッチリ喰い込んで止める仕組み。
ユビが太くてヘロヘロのランボードが両側についた屋根をグッと車体に押し込むことができません!

・・・・ドライバーやピンセットをフル活用してなんとか差しこみました。。。

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まずは屋根と車体にまたがるパンタ鍵外し線の取付け。0.2mmの真鍮線です。

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車体色、屋根色に塗り分けました。

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南海電車は屋根上の配管・配線も含めて白塗装するのでややこしい色差しは不要ですが、母線が車体妻面に垂れさがる部分だけは車体色を色差ししています。

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最後のお楽しみはシール貼り。21001系の正面中央につく「急」標識はあまりにダサくてカッコいい!(なんのこっちゃ?)
ジオマトリックスの阪急用標識付属のエッチング板に鉄コレ付属の丸急マークを貼り、裏に両面テープを貼って車体に取り付けています。

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22001系は方向幕ですのでこれも南海に強い大阪のレールクラフト阿波座製のシールを側面方向幕も含めて切り出して貼っています。
これでなんとか完成です。
長い間お付き合いいただきありがとうございました。

*完成写真を入れ替えました
(←南海ズームカー21001+22001系【1974年】の完成写真はこちらから)

*製作途中の記事にも写真を追加しています。下記リンクからどうぞ
→南海ズームカー21001+22001系(製造編その1車体)
→南海ズームカー21001+22001系(製造編その2屋根)
→南海ズームカー21001+22001系(製造編その3下回り)

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南海ズームカー21001+22001系 【1974年】 (製造編その3下回り)  


先頭に立つ2両の前頭部床下です。手前は密連を装備する難波方先頭車22001。奥は自連の高野山方先頭車21009。それぞれ鉄コレダミーパーツをそのまま使いましたが実車の密連は電連付きです。ふたつ穴の開いたアングル状の小片はエアホース取付台座。レールクラフト阿波座製のエッチングパーツに含まれるパーツです。

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レールクラフト阿波座製のエッチングパーツには抵抗器の表面部材も含まれます。これだけでかなり床下の細密感が高まります。

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塗装後

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さらに台車用ブレーキテコパーツも!「コ」の字に曲げ、台車枠上面に瞬間接着剤で止めてあります。「コ」の字に折り曲げる部分はエッチングで薄くしてあり、折り曲げ易いのですが、逆にすぐに折り切ってしまう心配もありますので折り曲げ後、入隅に瞬間接着剤を流して補強しています。

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動力ユニットにはこの形式用のFS17台車枠も含まれているのですがなぜか車両側に付属の付随台車とは違い、ボルスターアンカーの表現がありませんので、結局、付随台車をカッターでバラし、塗装後、動力ユニットの台車に瞬間接着剤で張り付ける方法をとりました。

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鉄コレの床板=黒 だけど 機器=グレー というコントラストの強さがキライでして、床下機器を取り付けたままぶわーっとメタルプライマーとグレーを吹きつけて下回りの完了です。同時に台車も同じグレーを吹いていますが、こちらはレボリューションファクトリーの「軟質プラに強いプライマー」を使ってみたところ、マジで塗料の食い付きがよく、剥がれる気配すらありません。グレーに使用した塗料はMr.カラーの306番。F15とか16の米軍ロービジりティ塗料みたいですが適度な青みが南海の床下にぴったりです。

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完成した高野山方先頭車21009の前頭部床下です。エアホース取付台座にエアホースを差したほか、これもレールクラフト阿波座のエッチングパーツに含まれるタイフォン台座をダミーカプラーポケットに接着してあります。同じエッチングパーツに含まれる乗務員ステップはボディ側への取付です。

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22001系との連結される21010は電連付きTNカプラーを使った関係で床板とカプラーの間にステップを差す隙間がなく、途中で折り曲げてTNカプラーの底に瞬間接着剤で止めてあります。

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完成した各車の先頭部床下

(→その4仕上げ編はこちらから)
(←南海ズームカー21001+22001系製造編その2屋根に戻る)

南海ズームカー21001+22001系 【1974年】 (製造編その2屋根)  

何回でも南海シリーズはいよいよ屋根編です。
南海21001系のチャームポイントのひとつに編成全体に渡って伸びる、高く持ち上げられたランボードが挙げられます(おれだけ?)。
(←日記、「南海21001系のランボードは昔の彼女のおしりのホクロか!?」はこちらから)


これは、鉄コレ特有のショボくモールドされたランボードを削ったときから始まった世にも悲しい物語です。

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ケガくのもめんどくさいので所定の幅に切り出したマスキングテープに足の位置をケガき、これを屋根に貼ってテープの両脇にケガき針で印をつけます。付け終わったら、テープを剥がして何度も他の車両に再利用。これでケガき作業は大幅に短縮されます。

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ケガき終わったらドリルで穴を開けます。0.3mm穴を416箇所。しつこいですが416箇所です。もういいです。
その他、屋根配管用の割ピンを差す穴も合わせるとカル~く500箇所は下らない穴を開けました。

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穴を開け終わったらまず、パンタ配管。22001系は高く持ち上げられた2段配管に特徴があり、これも鉄コレのショボいモールドでは残念なため、ごらんのように0.3mm真鍮線で引き直しています。

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21001系は逆に配管は目立たないのですが、表現を揃えないとおかしな感じなのでこちらも別体化。

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そしていよいよランボードの足を差しこんで行きます。0.2×0.15mmの洋白帯材を「コ」の字型、すなわち手すり状に曲げ、(208こ曲げます・・・)、さきほど屋根に開けた0.3mmの穴に差し、裏から瞬間接着剤でとめました。

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6両分のランボードの足の取付が終わりました。

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ランボード本体の材料はプラ板です。エバーグリーンの1.5mm幅、スケール重視で0.3mm厚を選んだのですが、やはりヘロヘロです・・・。21001系では中央部の集中型クーラーを避けるために模型寸法で1mm幅に切り取る必要もあります・・・。

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瞬間接着剤で屋根に差した足に接着しました。

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横からみたところです。へろへろです。次回からはランボード本体も洋白板から切り出すなどの改良が必要かも。

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金属部分も多々あるので、まずはメタルプライマーを吹きつけ、塗装。南海の屋根は汚れてグレーに見えるものもありますし、特にパンタ周辺は絶縁材の関係かやや濃いめのグレーとなっているようですが基本はかなり白に近い色。すでにへろへろのランボードも取り付けてあり、マスキングはほとんど不可能なので、Mr.カラーのややグレーが勝つ白、ガンダムホワイトを全体に吹き付けて塗装完了です。

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鉄コレ21001系の集中クーラーのファン部は金網の表現もファンの表現もないただの「へこみ」なのでデカールを作りました。ついでに22001系の分散クーラーの側面の金網もデカールを作ってしまいました。ただし、東急7000系の車番とは違い、シルバーや白などの特色を使わないので、いつも書類を打ち出すときに使っているインクジェットプリンターで印刷しました。インクジェットプリンタで印刷できるデカールも最近はずいぶん多くの模型屋さんで見かけますのでお手軽だと思います。
(←東急7000系の車番のプリントに使ったアルプスMD5500プリンタはこちらから)

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デカールを貼り終えた集中クーラー。デカールを貼る前に軽くGMのねずみ1号で塗装してあります。デカールを貼り終えてから、クーラーにも屋根板にもフラットベースを加えて艶を落としたGMの半つやクリアを吹いてデカールを保護します。
これで難儀な屋根も完成・・・。なんですが、ランボードのかさ上げが完了すると21001系のベンチレーターが相対的に低くなってしまいなんかヘンです。しかたないので実車通りのベンチレーターの厚みを持たせることにしました。

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使ったのはGMの東急(旧)5000系の板キットに付属のベンチレーターです。21001系のベンチレーターと比べて、東急のものは平面形こそ、一辺が半円で同じなのですが、製造方法がまったく違うのか、ピン角の東急に対して南海は角が丸くなっています。そこでこれをしこしこと角にペーパーを当てて丸めます。しこしこしこしこしこしこ。

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屋根と同色に塗装しました。塗装後開口面のみエナメルのガンメタルで筆塗りしています。

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これも完成後の画像ですがベンチレーターのかさ上げの具合がおわかりいただけるかと思います。取り付けは元のモールドの上にプラ用接着剤でペタっと貼っただけ。なので、実物のように屋根板から浮いた状態でないことはおろか、2枚重ねのホットケーキみたいになっているのですが、ランボードその他のじゃまされてけっこうイイ感じに見えます(笑)。
パンタグラフは加工なしのトミックスのPG16。集中クーラーと同様にGMのねずみ1号を塗装した上で摺り板中央にゴールド、碍子に白を色差ししてあります。
(→その3床下編はこちらから)
(←南海ズームカー21001+22001系製造編その1車体に戻る)

南海ズームカー21001+22001系 【1974年】 (製造編その1車体) 

何回、南海出てくんねん、とおっしゃるのもごもっともですが、自分で作り方を忘れてしまうので申し訳ないですがまた何回も南海です・・・すみません。

まずは21001系の前面手すりを削りとります。ここは慎重にやってデザインナイフだけでうまく削り取れれば、後処理をせずに済みます。これ以前に車体をバラすのですが、最近の鉄コレとしては異例に知恵の輪みたいに固くなく、容易にバラバラとバラせます。屋根もめずらしいことにビス止めではなく、ツメ押さえとなっています。

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0.3mmのドリルで手すり用の穴を開けました。

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22001系はヘッドライトがモールド+銀塗装で、これではあまりに見栄えがしませんから、別パーツを埋めることにします。別パーツを埋める穴を開けるのですが、ライトケースのフチとのクリアランスはほぼゼロなので慎重に0.3mmをモールドの中心に開け、0.5、0.8、1.2、1.6の順に徐々に穴を広げ、最後に1.7mmのドリルで舐めました。
なお、21001も22001も前面運転席側にならぶステップはモールドのままです。南海電車のここのステップは正に手すり、ではなくステップで、手掛けの穴がありません。どうやって登るんだろう?という疑問は残るものの、鉄コレモールドそのものの形をしておりますので、そのままにした次第。

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22001系のヘッドライトに使ったのはタヴァサの「私鉄標識灯」。本来は標識灯ではなく、れっきとしたシールドビームヘッドライトなので、なるべく小さなボナの私鉄用シールドビームを使おうとしたのですがあまりにゴツすぎました。しかもタヴァサのこのパーツはタダの真鍮挽物なのでまずはシールプライマー、そしてクレオスのスーパーシルバーで塗装、説明書では1.6mmの指示ですが塗料の厚み分として1.7mmの穴を開けたわけです。さらに取り付け後、裏から挿入するレンズは鉄コレ特有のタイトなモールドのせいで取り付け後は挿入できそうもなく、塗装後、車体への取付前にごらんのようにレンズを差しておきました。取り付けは塗装を済ませてあるのでピンセットでつまむわけにもいかず、後述の手すりと同様、根元をピンセットでつまみ、ちょっとだけ車体に差し込まれた状態で後は指でやさしーく所定の位置まで差し込んで、裏から瞬間接着剤でとめてあります。

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完成後の様子です。

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取り付けたヘッドライトパーツを裏からみたところ。

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車体で気になったのが前頭部に残された屋根同色部分。色も濃すぎますが、それより21001も22001も塗り分けラインが怪しいです。マスキングして屋根用の「ガンダムホワイト」を吹きました。

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完了です。

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4両とも完了です。元のグレーが露出した部分(たとえば21001系のヘッドライト根元部分)には南海グリーンを塗りました。少々明るめですが、実際にはそんなにおかしくありません。南海グリーンはGMカラーでは京阪グリーンを代用、しかもなぜかこの色のみ缶スプレーしか販売されておらず、これだけのために高価なスプレーを買うのもアホらしく、自家調色となりました。参考までに調色したのは山手線のグリーン+東急のグリーン+ガンダムホワイトの3色です。

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手すり類は国鉄71形で習得した「塗装済エッチング板」によるもの。
(→国鉄71形の手すりの詳細はこちらから)

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手すりの取り付けも完了!

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あとは、銘板が妻ではなく、側面の目立つところに取り付けられてますからトレジャータウンの京急1000形用のエッチング板にしゃぶしゃぶに薄めた南海グリーンを乗せて所定位置に貼りました。きっと「南海電気鉄道」ではなく「京浜急行電鉄」と書いてあります(笑)。「東急車輛」かもしれませんが、それならシメたものです。いずれにせよ、なにが書いてあるかは問題ではありません(爆)!「字」があればそれでよいのです・・・

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これは完成写真ですが、銘板はこの位置です。

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最後に全体にGMのセミグロスクリアを3度吹きつけて車体は完成です。
(→その2屋根編に続く。屋根編はこちらからどうぞ)