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クモハ52 飯田線流電編成【1977年】 製造編 

前回作った東急7000系は8両の長編成、しかもなまじ思い入れの強い電車なので、加工におよそ3カ月もかかってしまい、出来上がったら燃え尽きてしまいまして、なにか思い入れのない(笑)4両編成(爆)を、ということで先日買った鉄コレ飯田線の流電編成をカンタンな加工でさっさと仕上げることにしました。
(→東急7000系の製造記録はこちら その1ボディ編
(→鉄コレ国鉄52系1次車飯田線のお買いもの記録はこちら)
(*だらだら長いので写真は小さめです。クリックで少し拡大します)

分解
鉄コレの仕口はどんどん巧妙になってきていますね・・・。
どうやって分解したらいいのかわからない、知恵の輪状態、、、。
どうせ改造前提で塗装を剥がしやすくしてるんだったら分解ももう少しわかりやすくしてほしい!
もっと言うなら中国の組み立てコストを反映して値上げするなら分解した状態で安く売って欲しい!
もっともっと言うならどうせハゲハゲなら塗装もいらねー!
役にたたねー車輪もパンタもカプラーも線路もいらねーから半額にしてください、トミーテックさまさま。
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知恵がないわたしはいつも角のツメを破壊して分解しています。そんなツメなくてもぜんぜん問題ないです・・・

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なんとかばらばらに。流線形のクモハに悪戦苦闘するかと思えば、サハの方が苦しかった。ちなみに流線形の前頭部の仕口が難しかったのか、鉄コレとしてはめずらしくクモハの屋根はボディと一体成型で外すことができません。しかし、いつもいつもいろんな分解しにくい仕口をよく考えるもんです。

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サハの妻面のガラスパーツ。ぬちゃぬちゃとなんだかきちゃないです。
異様に外しにくいと思ったらもしかしたらヘンな接着剤を使っているかもしれません。。

ボディの加工
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2両のクモハはちゃんと作り分けられています。たとえばこれは先頭部の縦樋。乗務員ドア直後に縦樋のある001(左)に対して002(右)では客側引戸直後となっています。その他、パンタ配管や床下機器は少々怪しいながら奇数向きと偶数向きで線対称になっていますし、パンタ台も例によって抜けてない、カステラ状のものですがちゃんと2本足の001と3本足の002となっています。さらにサハ2両もちゃんと作り分けられていてプレスドアの仕様違いがきちんと表現されています。また、塗装の悪さに目が行きがちですが各モールドはたいへんシャープで立体感に富んでいます。これまでの鉄コレをかなり上回った出来だと思います。

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一点だけエラーを発見。前面窓上部の手すりは2両とも同じ位置にモールドされていますが、実車の001は窓直上のクリーム色の部分にあります。このエラーの修正にはおなじみの(笑うところですよ)失敗談がございます。
今回は「簡単にまとめる」のがテーマで、しかもモールドはシャープによくできていますから、加工ポイントは以下の3点と考えました。
1.間違えの修正を含めて手すり類の別体化
2.カステラ状のランボードの別体化
3.ボディへのクリア塗装

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まずは手すりのモールドをデザインナイフで削り取りました。

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手すりの両端に0.3mmで孔を開け、スーパースティック砥石で平滑にします。その後、クリームやブルーで削った跡を筆塗りでタッチアップしておきます。完成写真ではそこだけまるでウェザリングしたみたいにババっちくなっていますが、元のクリーム色と塗ったファルベの塗料の色の差が写真で強調されてしまっているみたいです。

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クモハ52002まで001と同じ位置に窓上手すりの孔を開けてしまいました・・・

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瞬間接着剤で孔を埋め、製品のモールド位置に孔を開けなおし、砥石で平滑に。とほほ。

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その上からクリームを筆塗り。もちろん元通りにはなりません。覆水盆に返らずです。まあ、でもほとんどわからなくなりました。

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先にシールプライマーを吹きつけておいた手すりを取り付けます。

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さらに取り付けた手すりなどを筆塗りします。筆塗りはエアブラシ用にしゃぶしゃぶに薄めた塗料を何度か重ね塗りしました。

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裏側には手すりが飛び出しています。このままでは窓ガラスが嵌りません。とは言え、すべてカットしたら手すりそのものも取れてしまいそうなのできっちりと折りたたむだけにしました。

ランボードの加工
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製品のランボードです。左の001は2本足、右の002は3本足にちゃんと作り分けられています。配管も左右対称になっていて、しかもモールドはけっこう立体感があります。しかしランボードは本来台座の上に板が載っていて、中は空洞のはずなのですが、鉄コレ標準仕様?でここに空間がないのが気に入りません。ここでは配管はそのまま生かし、ランボードだけ別パーツを使うことにしました。

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ランボードを削り取りますと、穴が開いてしまいました・・・。

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プラ帯材で穴を埋め、

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パテを盛り、

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ペーパーで整形しました。このあと、取付孔を開けて2本足の001には銀河のホワイトメタル製パーツ、002にはトミックスのPS13に付属のランボードを取り付けます。なお、パンタは001はPS13、PS13付属のランボードを取り付けた002はPS11ですからお間違いのないように。

床下引き通し管の追加
Nゲージより、より大きいサイズの旧型国電の模型を拝見して、床下引き通し管がうらやましく思ったのでした。
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まず、ボディ裾の裏側に割りピンを接着。本来はボディの厚みを利用してそこに埋める方がよいと思いますが、表面にドリルが貫通するのがコワくてこのようなことにしました。

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0.4mmφの真鍮線を通します。端部はクッと内側に曲げてすぐに切ります。そうしないと床板が嵌りません。

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完成です。もちろん、嘘ばっかりで、特に台車横に伸びた部分は省略しました。しかし、コレで雰囲気は出ると思います。なお、この引き通し管、実車では汚れてしまって何色だかわからなかったですが線区によってオレンジやピンクなどけっこう派手な色に塗ってあったそうです。で、何色に塗ろうか迷いに迷い、どうせわからないのだったら、ということで何も塗らない(クリアだけ)ことにしました(爆)。

前面床下の加工
前面床下にジャンパ栓を追加しました。しかし、なまじ流線形のため、市販のパーツをポン付けすることはできません。
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まずはダミーの連結器の左右に台座として0.75×1.5mmのプラ帯材を接着しました。

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取り付けるジャンパ栓を製作します。まずは同じプラ帯材に0.9mmの孔を開け、

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所定の長さに切ります。2連用と単体用をそれぞれ2つずつ。先に孔を開けたのは切ってからでは開けにくいからです。

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0.88mmの丸棒を差し

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丸棒の先端にタヴァサのエッチング製の床下ジャンパ栓を接着。なお、クモハ52001の右側2連の方はホースが取り付けられていてジャンパ栓は開いていますので丸棒の先端を斜めに切ってその上からエッチングパーツを接着してあります。

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艶消し黒を吹きつけまして

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先に床板に取り付けておいた台座に接着しました。
(左クモハ52001、右クモハ52002)

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前面床下がジャンパ栓で賑やかになりますと製品のままにしてあった前面下部のステップも貧弱に見えてきて、これも切り取ってタヴァサのクモハ52用エッチングパーツに取り替えることにしました。なお、クモハ52001のみに取り付けられているジャンパ栓納めは実車では床下ジャンパ栓から延びるエアホースが納められていますので製品のモールドを削り、アルファモデルの113系用ジャンパ栓納め(ホース付き)を取り付けています。

その他の小パーツ
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前面窓には銀河のデフロスタとプラ板に適当なシールを貼った運番票を裏から接着しました。流線形なのでまっすぐに取り付けるのがむずかしく、むちゃくちゃ歪んでいます・・・運番票は後から知ったのですがタヴァサから発売されているサボ受けBというエッチングパーツに含まれているようなのでそのうちこれに取り換えようと思っています。

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屋根上に取り付けられているヘッドライト、サハのステップ、ベンチレーターは塗装もせず、製品のままですがヘッドライトとステップは本来抜けているところにモールドがありランボード同様雰囲気が悪いです。簡単に抜けているところにエナメルの艶消し黒で色差しをしました。

塗装
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基本はボディへのクリア塗装だけなんですが、屋根はランボードを削ってしまったので再塗装することにしました。同時に変なことになっている前頭部の塗り分けもキレイにします。屋根板は外れないのでめんどくさいですがボディをくるんでしまう必要があります。

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滲み出しが怖いのでまずはスカ色のブルーを吹きつけました。このあと屋根色を吹きつけて完了です。屋根色はクモハ52001と2両のサハはグレイバイオレット、ビニールルーフィング貼りのクモハ52002のみねずみ1号としています。サハはもちろん屋根板を外して塗装しました。

模型ができあがってしまうとコレはコレ、この編成にも思い入れが芽生えてしまいました(笑)。
(→完成編はこちらから)

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